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Channel: ネコ草覚書
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かわいいこ

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「覚書」なので、年内に書いてしまおう。
12月27日午後8時過ぎ、末っ子のくせに、にゅるきち亡くなりました。
FIPでした。

11月末、なかなか下痢が治まらないので病院へ行き下痢止めを処方してもらいました。
薬が無くなり、下痢は治まったけど今度は食欲がなくなったのがおかしいと思い12月6日再び受診しました。
院長先生は一目見るなり、腹水が溜まっている、深刻な病状かもしれないとFIPの検査をしました。
実は前回は若先生の見立てで、暴れそうだからと連れて行ったケージ越しの診察で、問診と簡単な触診で「食べ過ぎ」かな、と言う見立てだったのです。
発熱もしていました。
その時点ではだいぶ食が落ちていましたが、まだ食べていました。

私も野良暮らしがたたってなかなかお腹が落ち着かない、きっと寄生虫のせいだと思っていたし。
きゃーこなんてすぐ虫下ししたにもかかわらず1年以上たってから寄生虫を排出したし。

その時点でもしFIPだったら、手の施しようがないと説明を受けました。

週明け検査の結果が出、FIP確定でした。
その間ネットで調べると希望のもてる話は一つもありませんでした。
過去に色々ブログを見て回る中で、若くで亡くなった猫さんはみんなFIPだったので、うっすらと知ってはいましたが、ここまで救いの無い病気とは思っていませんでした。
きゃーこの慢性鼻炎と口内炎といい、犬より猫の方が深刻な病気が多いやん、あんまり研究が進んでないんやろなと怒りもわきました。

先生には強制してでも食べさせること、といわれシリンジとAD缶を貰っていましたが、結局一度しか使いませんでした。
それ以降は鼻先に食べそうな物を持って行くだけで、辛そうな顔で離れていくのを止めることは
しませんでした。

病気を受け入れて最後まで見守る事だけでした。

炊いた鶏肉の二かけら位を食べたのが最後でした。
水は器から飲まず、窓の結露を舐めていました。

だんだん痩せていき背中の骨がごつごつと当たりました。お腹だけが腹水で膨れていました。
自分でトイレに行き少量の山吹色のおしっこをしていました。

最後の日の3日前、結露を飲む窓枠に飛び乗れなく落ちそうになっていました。
最後の日の2日前、私のベッドの下の引出(ネコらの巣)に長い事こもっていました。
最後の日の昼ごろベッドの下の引出から出てきて悄然としていました。
何かと思うと、巣でおもらしをしてしまっていました。
おまたも汚れていたので、温かいタオルで拭くと、そのタオルにおしっこを少ししました。
夕方から居間のテレビの前、ストーブの前で横になっていました。
いつもは香箱を組んでいますが、手足を投げ出しています。
何となくそろそろかと覚悟をしていました。
バスタオルを敷きその上に寝かせました。
7時頃のどの奥がごろごろ言い、少量の血を吐きました。

8時頃私たちは階下で食事をとりました。
先に2階へ上がった夫が事切れているのを見つけ私を呼びました。
あわてて上がって見るとさっきよりの多い血を吐いてもう亡くなっていました。
まだ体は温かく、柔らかかった。
でも、一人で逝かしてしまった、、、。

嗚呼。

ほんま、おっちょこちょいや、にゅるもおかあちゃんも。
あわてていきすぎや。
アホやな。
しかもたった8か月しか生きてへん。
さっさと生まれ変わってまたうちにおいで、にゅるきち。
















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